私が考えていた競馬必勝法
本日は土曜日。ギャンブル依存症の私にとっての土日といえば中央競馬である。
中央競馬歴約25年、毎週馬券を購入してきた。使った金額は、知るのが怖いのであえて計算はしない。
今まで数々の競馬予想法を自分なりに試してきた。
例えば、過去の走行タイムから分析し予想したり、内枠外枠の有利不利や、逃げ、先行、差し、追い込みなど脚質の有利不利も考え、父馬、母馬の血統から、距離適性や、行われる競馬場の芝、ダートの適性に合致しているかを調べたりなど、いろいろと調べて予想してきた。
そして競馬で勝つ為にある作戦をたてた。
それは、当たる確率が1番高い馬券、3着以内にくれば配当が得られる複勝という買い方をすること。1番人気の本命の馬を賭けてたとして倍率は平均1.1〜1.5倍くらい。当たりやすい分、儲けは少ない。
地方競馬では1.0倍の元返しの場合もある。
こうなってしまうと、3着以内になると賭け金が戻ってくるだけという、何をしてるのかわからないドM馬券になってしまう。
中央競馬は1つの競馬場で1日12R開催しており、大体週に2〜3つの競馬場で行われている。なので1日計24〜36のレースが行われる事になる。
その中には、飛びぬけて能力の高い、90%以上の確率で3着以内に来るであろう(まったく根拠のない確率なのだが)と思うレースは1日に1つ、2つはある。その1つを見極め、狙い打てばプラス収支で終われる、という考えだった。
1.1倍でも¥10000賭ければプラス¥1000。
毎日行われている地方競馬でも同じ作戦をすると、¥1000✖️30で月¥30000の儲け。
慣れてきて額を増やせば儲けも増える。
1日1レース、本命が3着に来るレースを選ぶだけでいいのだ。競馬歴25年の私から見たら簡単なミッションのはずだった。
しかし、この方法は成功しなかった。
まず、ギャンブル依存症である私に、1日1レースしかやらないという事が無理だったのである。
それが抑制できるのであれば、こんなに苦しまなくて済んでいた。
また、この馬券は、配当が少ない馬券であるが為の、1日1点勝負である。しかし、いざやるとなると迷いがでてしまう。そして迷った挙句、違う種類の馬券を買ってしまう。
すなわち勝負から逃げたのだ。1点勝負する勇気がなかったからである。
いや、勇気がなかったというより、負けて¥0になってその後のレースができなくなるのが嫌だという気持ちの方が大きかった。
常に何かにBETしたい病である私は、BETできない事が何よりも避けたい事だった。
それは100円で1点だけの複勝馬券でもいい。例え儲けが10円でもとにかくBETしたかったのである。
こうして私の作戦は失敗した。
世の中には、ギャンブルの収支がプラスの人がいるのかもしれない。
だがそれは私ではない。
私はギャンブル依存症だ。その時点でギャンブルの収支がプラスになる事は絶対にない。
お金が無くなるまで、いや無くなってもお金を借りてまで、すべて無くなるまでギャンブルを止めないからだ。
ギャンブルがしたくなったら再確認しよう。
自分はギャンブル依存症だという事を。
そして、自分がギャンブルで勝つ事は二度と来ないという事を。
オラに元気をわけてくれ!
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